会えなくなった私が、本が大好き
だからと作家になり、自分の本を
通して見てもらえたらと書いてきたと
聞いた時、嬉しすぎて涙が出た
あんな酷いことを言った私のことを
こうしてずっと思ってくれていた
大切な先輩だから‥‥
「隼人君‥‥作家‥辞めないで‥‥」
おでこや頬にも手を寄せて撫でると、
うっすらと開けられた瞳が綺麗で
ドキっとさせられてしまう
さっきのは冗談だと思うけど、
時々本音じゃないかって思うときがある
隼人君がやりたかったことって
本当に作家のお仕事だったのかなって。
『どうして?』
「辞めちゃったら私もアシスタント
のお仕事なくなっちゃうから、
ここを出ていくないといけないから
またアルバイト探さないと
いけないんだよ?」
住む家ももうないし、恋人を続けて
居たとしても、いつまでもここに
住むわけにもいかない。
ここを出るのは寂しいけど、
最初から住み込みアルバイトという
契約があるからここに住んでいられる
『離さないよ‥‥そう言っただろ?』
隼人君‥‥‥
「私、尾田先輩と出会ったあの日から
ずっとずっと隼人君のことが
大切だよ。作家をしてなくても、
好きな気持ちは変わらないと思う。
でも作家をしてる瀬木 遙も
同じくらい今は大切で愛しいの。
瀬木さんの本を読んだから今の
私があるし、ツラクないなら今は
まだ辞めないで欲しい‥‥』
記憶を無くしても、瀬木さんの本を
読んで奇跡のように記憶が戻った
病んでしまうほどツラい思いをしてまで
書いてとは言えないけど、書いてる
仕事をしてる瀬木さんは本当にいつも
いい顔をしてるのも知ってる
『フッ‥‥泣かないで‥辞めないよ。
心配させてごめん‥‥。』
「ううん‥‥私こそ偉そうなこと
言ってごめんなさい‥‥。
でも‥嬉しい‥‥またそばで
見守れるから。」
涙を拭ってくれる手に頬を寄せて
瞳を閉じると、起き上がった
隼人君が思いっきり私を抱きしめた
大好きな腕の中‥‥
ほんのり香るシトラスの匂い‥‥
抱き締めてくれる優しい腕の力に
とても安心する
『日和の代わりは誰もいないよ‥‥
だからこれからもそばにいて?』
「うん‥‥」
出会ってもうすぐ7年目。
これからもずっとこの人のそばで
恋愛出来ますようにと今日も願おう‥
もしこの世に運命があるとしたら、
2度も巡り合った人と運命的な恋を
したいから。
『ねぇ、巡り会うの続編読みたい?』
「えっ!?うん!!読みたい!!』
日和✖️隼人 END
だからと作家になり、自分の本を
通して見てもらえたらと書いてきたと
聞いた時、嬉しすぎて涙が出た
あんな酷いことを言った私のことを
こうしてずっと思ってくれていた
大切な先輩だから‥‥
「隼人君‥‥作家‥辞めないで‥‥」
おでこや頬にも手を寄せて撫でると、
うっすらと開けられた瞳が綺麗で
ドキっとさせられてしまう
さっきのは冗談だと思うけど、
時々本音じゃないかって思うときがある
隼人君がやりたかったことって
本当に作家のお仕事だったのかなって。
『どうして?』
「辞めちゃったら私もアシスタント
のお仕事なくなっちゃうから、
ここを出ていくないといけないから
またアルバイト探さないと
いけないんだよ?」
住む家ももうないし、恋人を続けて
居たとしても、いつまでもここに
住むわけにもいかない。
ここを出るのは寂しいけど、
最初から住み込みアルバイトという
契約があるからここに住んでいられる
『離さないよ‥‥そう言っただろ?』
隼人君‥‥‥
「私、尾田先輩と出会ったあの日から
ずっとずっと隼人君のことが
大切だよ。作家をしてなくても、
好きな気持ちは変わらないと思う。
でも作家をしてる瀬木 遙も
同じくらい今は大切で愛しいの。
瀬木さんの本を読んだから今の
私があるし、ツラクないなら今は
まだ辞めないで欲しい‥‥』
記憶を無くしても、瀬木さんの本を
読んで奇跡のように記憶が戻った
病んでしまうほどツラい思いをしてまで
書いてとは言えないけど、書いてる
仕事をしてる瀬木さんは本当にいつも
いい顔をしてるのも知ってる
『フッ‥‥泣かないで‥辞めないよ。
心配させてごめん‥‥。』
「ううん‥‥私こそ偉そうなこと
言ってごめんなさい‥‥。
でも‥嬉しい‥‥またそばで
見守れるから。」
涙を拭ってくれる手に頬を寄せて
瞳を閉じると、起き上がった
隼人君が思いっきり私を抱きしめた
大好きな腕の中‥‥
ほんのり香るシトラスの匂い‥‥
抱き締めてくれる優しい腕の力に
とても安心する
『日和の代わりは誰もいないよ‥‥
だからこれからもそばにいて?』
「うん‥‥」
出会ってもうすぐ7年目。
これからもずっとこの人のそばで
恋愛出来ますようにと今日も願おう‥
もしこの世に運命があるとしたら、
2度も巡り合った人と運命的な恋を
したいから。
『ねぇ、巡り会うの続編読みたい?』
「えっ!?うん!!読みたい!!』
日和✖️隼人 END



