『お前‥‥いつぶりだよ。』
『んー?どうだっけ?覚えてないや。
寂しかった?』
オタマを片手に男勝りに笑うと、
飛びついて抱きつかれる始末だ。
買い物袋の中身を冷蔵庫にしまうと、
冷えたビールのプルトップをあけて
グイっと飲み、隣に立つヒカリの
短い髪を撫でた。
『寂しくさせたと思うなら、
偶には連絡ぐらい入れろ。』
『ん、だから、忙しかったからごめん。
櫂の好きなカレー作ったから
許してよ。』
『はん?ヒカリはそれしか作れない
だろ?っておい!返せ。』
俺の手からビール缶を抜き取ると、
残りを一気に飲み干すと、口の端から
溢れたビールが首筋を伝っていく。
化粧っ気すらなく、俺よりも短い
ヘアスタイルなのに、こんな仕草に
色気を感じるなんてイカレてる。
そのままヒカリの顎を掴まえると、
深いキスを落として口内を舌で
掻き回した
『うわぁ‥‥食べられるかと
思った。』
どこからきて、何をしてるのか
一切教えてくれないけど、年齢だけは
俺よりも2つ上ということは
何故か教えてくれた。
偶々入ったバーで声をかけられ、
その場限りで裸の付き合いをしてから
もう5年
居座るわけでもなく、フラッと
やって来てはまたいつ戻るかも
分からない。
お互い若い年齢じゃなくなってきた
にも関わらず、どちらからも辞めよう
かという選択はしてこなかった。
唯一作れるレシピもこのカレーな
だけに、この香りがする時は
帰ってるという合図のような
ものなのかもしれない。
『おい‥‥暑いからやめろって。』
シャワーを浴びてから、煙草を
吸いながら論文を纏めていると、
膝の上に跨り煙草を取り上げられると
仕事をしているにも関わらず、
お構いなしに唇を塞がれていく
風呂上がりの石鹸の香りが鼻を掠め、
口の中に注がれる甘い唾液に、
跨るヒカリをそのまま持ち上げ
舌を絡めながらベッドまで運んだ
『先に寝てろ。』
『嫌。』
逃げられないように腰に足を絡めた
ヒカリがもう一度俺の口を塞いだ
勝手にやって来て、ヒカリのペースで
こんな事が始まるのには慣れている。
明日出ていってしまうかもという
変な寂しさからか、始まると朝まで
抱きつぶす時だってあった
『‥‥櫂‥‥‥アッ‥‥』
キャミソールを脱がすと、白い肌が
露わになり、細い体に舌を這わせると
そこが血色を帯びていく
『んー?どうだっけ?覚えてないや。
寂しかった?』
オタマを片手に男勝りに笑うと、
飛びついて抱きつかれる始末だ。
買い物袋の中身を冷蔵庫にしまうと、
冷えたビールのプルトップをあけて
グイっと飲み、隣に立つヒカリの
短い髪を撫でた。
『寂しくさせたと思うなら、
偶には連絡ぐらい入れろ。』
『ん、だから、忙しかったからごめん。
櫂の好きなカレー作ったから
許してよ。』
『はん?ヒカリはそれしか作れない
だろ?っておい!返せ。』
俺の手からビール缶を抜き取ると、
残りを一気に飲み干すと、口の端から
溢れたビールが首筋を伝っていく。
化粧っ気すらなく、俺よりも短い
ヘアスタイルなのに、こんな仕草に
色気を感じるなんてイカレてる。
そのままヒカリの顎を掴まえると、
深いキスを落として口内を舌で
掻き回した
『うわぁ‥‥食べられるかと
思った。』
どこからきて、何をしてるのか
一切教えてくれないけど、年齢だけは
俺よりも2つ上ということは
何故か教えてくれた。
偶々入ったバーで声をかけられ、
その場限りで裸の付き合いをしてから
もう5年
居座るわけでもなく、フラッと
やって来てはまたいつ戻るかも
分からない。
お互い若い年齢じゃなくなってきた
にも関わらず、どちらからも辞めよう
かという選択はしてこなかった。
唯一作れるレシピもこのカレーな
だけに、この香りがする時は
帰ってるという合図のような
ものなのかもしれない。
『おい‥‥暑いからやめろって。』
シャワーを浴びてから、煙草を
吸いながら論文を纏めていると、
膝の上に跨り煙草を取り上げられると
仕事をしているにも関わらず、
お構いなしに唇を塞がれていく
風呂上がりの石鹸の香りが鼻を掠め、
口の中に注がれる甘い唾液に、
跨るヒカリをそのまま持ち上げ
舌を絡めながらベッドまで運んだ
『先に寝てろ。』
『嫌。』
逃げられないように腰に足を絡めた
ヒカリがもう一度俺の口を塞いだ
勝手にやって来て、ヒカリのペースで
こんな事が始まるのには慣れている。
明日出ていってしまうかもという
変な寂しさからか、始まると朝まで
抱きつぶす時だってあった
『‥‥櫂‥‥‥アッ‥‥』
キャミソールを脱がすと、白い肌が
露わになり、細い体に舌を這わせると
そこが血色を帯びていく



