「……唯!?」 そんなあたしに驚いたシンさんがガタンと音をたてて立ち上がった。 彼がその手をあたしに伸ばすよりも早く、あたしはシンさんの胸の中に飛び込んだ。 「……独りは寂しいの」 シンさんがいないと、例えハルがいても、美佐がいても、親がいても、誰が側にいてもあたしは独りだ。 「シンさんの側がいいの!ずっとシンさんと一緒にいたいの!!」 ―――もう、あたしの中で結論は出ていた。