でも、なんだか怒っている? アイツと対峙していた時の声音に似ている気がした。 「あ、苦しかった?ごめんね、唯ちゃん」 ペロッと舌を出しながら謝った店長はようやくあたしを開放してくれた。 自由になった目で店長の後ろを見てみると、そこにはやはりコック姿のシンさんがいた。 「調度よかったわ、シンくん。唯ちゃんが貴方に用事があるんですって」 そう言いながら店長に背中を押されたあたしは、一歩二歩と前に踊り出た。