「ついて行くだけよ。さよならはちゃんと自分で言いなさいね!」


立ち上がった彼女は、顔をズイッとあたしの前に突き出しながら言った。


その眼差しはとても真剣だった。






「……うん!」


彼女の優しさが嬉しくて、あたしは大きく頷いた。