まだ、全ての男の人が平気になったわけではないと思うが、確実にこの夏は前進した。




最初は強引過ぎると思ったが、シンさんが真摯にあたしに付き合ってくれたおかげだ。







送別会が終わり、一人になったあたしは帰り道ひっそりと泣いた。



今日に限って、シンさんもハルも夜からも仕事があったため、あたしはこの夏初めて一人で帰った。




初めて一人で泣いた。