でも



「……な、なんで同じベットで?」


シンさんのベットなんだから、ここで寝ていてもおかしくないかもしれない。


だが、昨日のシンさんの紳士的な態度で、来客用の布団か何か別のところで寝てくれるって思い込んでいた。



「唯が離してくれなかったんだよ?」


「―――!?」



言われた言葉に、瞳を見開いた。



「昨夜、シャワーを浴びた後に唯の様子を見に来たら、唯がいきなり俺の腕を掴んで離さないから、仕方なく俺もそのままここに横になったんだ」