「今日は精神的に疲れただろう?唯が心配するようなことはしないから、ここで寝ろ」



いつの間にか、『唯』が定着していた。


先程はアイツに見せつけるために呼んでいるのかと思ったのに。



「親には俺から連絡しておくから、安心しろ」



シンさんの声が心地よくて、そういえば結局ストーカー男の名前も知らないな、などとどうでもいいことを考えながら、深い眠りにおちた――……。