手を伸ばしながら言われたその言葉にあたしは愕然とした。 ―――あたしが男性恐怖症だって知ってるの!? 「……おまえのせいでコイツは男性恐怖症になったんだろ?おまえが一番怖がられてるに決まってるだろ」 シンさんが目の前の男に低く、唸るような声を出した。 すると、アイツはあざけ笑うような表情を見せた。 「何もわかっていない奴は引っ込んでなよ。唯ちゃんはね、僕が予約しているセカンドキスを奪おうとした男のせいで男が怖くなってしまったんだよ」 狂っていると思った。