遠い星の君






「……充希」

「っはい」

急に名前を呼ばれる。

「話聞こうか」

「……はい、すいません」

「普通に、嬉しかったから」

「へ?」

「……俺が取っておきたくて

 わざわざ置いといたの」

予想の斜め上をいく回答で思考止まった。

取っておきたい?どういうことだ??

「誕生日を盛大に祝ってもらうのも、

 風船もらうのも初めてで嬉しかったよ。

 だから数年経っても置いてて、

 今はどちらかというと、バレて恥ずかしい」

ちょっと顔を隠す類の耳は赤い。

可愛すぎやしませんか?え?

さらっと勘違いワード言うのやめて??

今どきの若者はこれだから怖い。

前より私のこと気になってくれたりしてる?

……なんてね、そんなわけないか。

「思わせぶりは罪な男だよ」

「何それ」

「類って鈍感だなあ」

「言われたくないんだけど」

「?どういう意味??」

「ほら、ゲームやりたいんでしょ」

「そう!私パズルゲーム好き!」

「用意したからやりましょう」

せっかく家に入れてもらえたし、

余計なことは考えず今を楽しもう!