美里が口ごもったことを勇介はイエスと解した。 「いや、修司からは聞いてたんだ。賢って、すんげぇいいやつなんだってな」 どうしてそんなこと言うのよ。 もし、つき合ってなかったら、どうだって言うのよ。 心の中ではそう叫んでいた。 でも声にはならない。 美里はただ唇を噛みしめた。 ピンポンパンポーン。 園内放送が入った。 「八王子からお越しの真中美里様、お連れ様がお待ちです。中央案内所までおいで下さい…」