それが、蓋を開けてみれば、たったの六人。
これではもう逃げも隠れもできない。
その上、さっきからのやりとりを聞いてるだけでも、勇介のモテっぷりは半端ない。
筋金入りのタラシ?
入れ食い状態の選り取りみどり?
胸の奥にしまっておいた、たった一つの大切な想い出が、土足で踏み散らかされていくような気がしていた。
夜の遊園地は子供の頃に見た夢の世界のように美しい。
色とりどりのイルミネーションが宝石のように煌めき、心浮き立つような音楽が流れてくる。
虚しいような、腹立たしいような、そんなやり場のない気持を持て余している美里には、一人はぐれないよう、後をついていくのがやっとだった。
