夢の向こうにキミがいる



「おまえらは相変わらずだな」



「あいにく、おまえみたいに、入れ食い状態の選り取りみどりじゃなくてね」



いつもはクールな修司がチクリ。



しかし、そんなやっかみは手慣れたものとさらりとかわす。



「へぇへぇ、毎度ごちそうさん」



「…ったく、おまえは都合悪くなると、いつも変な大阪弁でごまかすんだからな。で?あれか?今回の彼女は」



「えっ、どれ?」



梨花子は修司の肩に手をかけ、その視線の先に自分の視線を重ねようと躍起だ。



「どれよぉ?」



勇介は煙を吐きながら、いかにも面倒臭そうに言った。



「そんなんじゃねぇよ」



「え、そうなの?」



梨花子の目がキラリと光る。



「じゃ、何なんだよ 」



修司が口を挟む。



「誰でもいいから女連れでってことだったろ?だから遊園地向きのを適当にチョイスしたんだろが」