夢の向こうにキミがいる



「さぁ…どうだったかな…」



勝手知ったると、冷蔵庫にでかい頭を突っ込んでいたハルさんは、麦茶のペットボトルをひょいと取り出した。



「この冷蔵庫、何も入っとらんで。おい、賢。ちゃんと食うとんか」



「あかん…あかん…」



関西弁をただ機械的に繰り返す生気のない親友を見て、さすがのハルさんも眉をしかめた。



「やばいな。そのからだで来々軒のデカ盛ラーメンセットをフツーに平らげる痩せの大食いのおまえが?

ああ、毎日ラーメンばっかで、ついに栄養失調か?」



「…それもあり…かな…」