南米? 留学? 学会? いったい何なの? すぐにでも封を切りたい気持を抑え、いったん駅へと引き返した。 どこか落ち着いた一人っきりになれる所へ行こうと、ホームで電車を待った。 なかなかこない電車を待っている数分間がとてつもなく長い。 封筒の入ったバッグがとてつもなく重い。 その場で立っているのが苦しくなった美里は、屋根の途切れたホームの端にあるベンチへと足を向けた。 しかし、ベンチに腰掛けた瞬間、美里はもうバッグの中に手を突っ込んでいた。 そして、震える手で封を切った。