「ああ、ユウコ。いいわね、いつもお揃いで」
一歩身を引き、ヤンキー風のカップルを交互に見比べていた美里は、あっと声を上げた。
「ユウちゃん?三年五組の?久しぶり!ほら、わたし、わかる?」
「え?誰?え…美里…?」
「そうそう、覚えてる?」
半信半疑のユウコを押し退け、スキンヘッドで目つきの悪い男がしゃしゃり出てきた。
「おぉ~、あの剣道部の真中だろ?おまえ、きれいになったなーっ、アイタタタッ…」
「ヒロシ!」
ユウコがスキンヘッドの耳を引っ張った。
雪絵がフォローに入る。
「この二人、秋に結婚するのよ。学年では第一号」
