私は、大きなポットを抱えて、 S総合病院前にたっていた。 中に入り、受付で、小坂田さんの奥さんの 病室を聞いた。 そこは… 末期ガン患者の病棟だった。 初対面の私が会いに行っていいものか、躊躇われたので、小坂田サンを呼び出してもらった。