ごはん屋さんを出てすぐ近くのビル。
エレベーターが開くと、そこは夜のお店。ギラギラのホストクラブの入り口だった。

…初めての世界。

圧倒される私をよそに、「ちょっとタイムカード押してくる!」と言って、イケメンの天使は行ってしまった。

入り口で待っていると、従業員さんに「身分証よろしいですか?」と言われて渡す。軽く確認してから返してくれた。
…彼はまだ奥の方に消えていったまま、戻ってこない。

「ではお席へどうぞ」

通路には何人もホストさんが立ち並ぶような感じで出迎えていて、ちょっと取り囲まれるような感じになる。

胸元まで襟を開けたスーツ。派手なタトゥー、ピアス、アクセサリー。ぴえん系?のメイク。

ほんとに、THE、ホストって感じ。

「「「 いらっしゃーせー!!! 」」」

わー。。。。。

イケメンだー!よりも、どちらかというと威圧感を感じる方が強かった。
逃れるように、間を通り抜ける。

慣れてないよーこーゆーの…。