頭をかきながら、いつものように面倒そうに湊が言った。 『出てってよ!』 こんなやつと一緒に居たら、何されるか分かんない。 「悪かったって。んなことより腹減った。朝飯作ってよ。」 ベッドに座る私の隣に、湊も座った。 『っ〜〜分かったよ‥。』 やっぱり湊のペースに巻き込まれてる私。 イライラするけど、なんか憎みきれない。 「よしよし。俺和食が食いたい。」 私の頭を撫でた湊。 ドキ 『作るから待ってて?』 私の胸がキュンとなった。 .