「という訳だから。この家広いし。極力関わらなきゃ問題無いだろ。じゃ、適当に部屋使わせてもらうから。」



そう言ってイケメンは荷物を持って階段を登っていった。


『ま、待って、名前は‥‥?』


私の質問に、面倒くさそうに


「高畑。高畑湊[タカハタ ミナト]。大学二年の二十歳。」


と、振り向きもせずに答えてすぐに二階に上がっていった。



『高畑湊‥‥さん‥‥‥‥。』


私はこの人と一緒に暮らして行くんですか?!


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