キミの隣は特別席

マナside



また春沢に負けたし…なんであんなところで計算ミスしたのかな…

しかも、春沢…優一の偽彼女になっちゃったし…


あたしはため息をついて教室に入った。

「マナちゃん…どうだった?」

絢が帰りの準備をしながら聞いてきた。

「負けた…あ~最悪!一点差だよ!」

あたしが悔しがってるのを見て絢は、クスクスと笑いながら残念だねって言った。


笑わなくても…

「帰りにスーパーよっていい?」

「いいよ。」

2人で教室を出た。






「城田さん、ちょっといい?」

振り向くと、ケバい女子4人組が立っていた。

なんだろ?

絢には教室で待ってもらうことにした。女子たちについて行くと校舎裏だった。






…あたし…バカだ…







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