その手があるじゃん!簡単にしてもらえる方法が……
「城田のクラス、もう数学の小テストした?」
と城田に聞いた。
「このあと6時間目にあるよ。」
「その小テストでいい点数とれた方が相手の言うこときく。これで勝負しないか?」
わざと、城田を怒らすように言った。
「望むところ!あたしが勝ったら絶対、春沢の彼女役しないからね!」
そう言って、佐原と屋上を出て行った。
「あんなこと言っていいのかよ?!」
樹が呆れていた。
「いいだろ?俺の勝手だ!」
なんとかなるだろ?俺が城田に負けるなんてありえねー!
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