キミの隣は特別席


これ佐原に話しても、理解してるのか?もしかしたら城田が話したかもしれないし…

「あたしの顔に何かついてる?春沢君。」

佐原がいきなりこっちを向いた。

「いや、この話理解できるのかなって…」

「絢に全部話したから。理解してるはずだよ。」

やっぱり城田が話したんだ……キスしたことも話したのかな?



「絢、弁当食べないの?」

城田が弁当を食べない佐原の聞いた。

「えっと、涼ちゃんのと間違えて…朝忙しくて入れ間違ったの。」

涼ちゃん?佐原の彼氏かな?


「絢ちゃんって、彼氏いるの?」

樹が聞くと、佐原は頬を赤らめた。










「おっ!いた!絢、持ってきた。」

屋上にスーツを着た若い男の教師が入ってきた。






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