キミの隣は特別席


「安心しろ。お前以外に興味ないから…」

なんでいつもかっこいいセリフをさらりと言えるのかな?
こっちが照れるよ…

「あの子…怖いよ…」

「大丈夫だって」

優一はあたしの頭を優しく撫でてくれた。

その手はとても暖かくてあたしの不安を取り除いてくれるようだった…





噂で知ったけど、あたしに宣言した子の名前は加藤美雨と言うらしい。

「こんにちは~!!」

げっ!?来し

「何しに来た?」

「今日は入部届けを持って来ました!!」

ピラピラと入部届けの紙を見せる加藤さん。

「悪いけど…たくさん入りたい人がいてね。今度面接することになってんだ。」

優一がズバッと申しつけた。

「そうなんですか~」

優一にそんな甘い声なんて意味ないよ!!

今日はそれだけ言うと帰って行った。




これから何を仕掛けてくるのか?





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