キミの隣は特別席

翌日


放課後、生徒会室で今後の予定をいつものメンバーで話していると

コンコン

「失礼しま~す。」

甘える声で挨拶しながら入ってきた。

もしかして、昨日来たって子?


入って来た子は茶髪で、メイクが濃い…

優一も若干引いてる。
無理もないか…あたしも絢も雪音ちゃんもそこまでメイク濃くないし




「何か?」

絢が尋ねた。

「執行部に入れてください!!」

「理由は?」

今度は優一が尋ねた。

「理由は~…」

顔を赤くして、何も言わなくなった。

「あのね、まともな理由がないなら帰ってくれる?今、会議中なの」

この子、優一狙いだ!!こんな子をここにおいとけれるか!!

あたしを睨みつけてきた。

「副会長の言う通りだ…理由がないなら帰ってくれる?」

優一が優しく言った。

「理由はあります!みんなの力になりたいんです!」

今作った理由っぽい

「そう、今日は会議だけだから、悪いけど帰ってくれる?明日見学に来なよ。」

優一がそう言うと、女の子が帰って行った。











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