キミの隣は特別席


「またいちゃついてる!」

丁度3人が帰ってきた。

「学校でラブラブしないでよ!」

一番佐原が怒った。
唯一、誰とも付き合ってないの佐原だけだもんな?


「優一、これ先生から預かってきた。」

樹から数枚の紙を受け取った。


修学旅行についてと…文化祭と体育祭についてか…


この高校は修学旅行は2年生で行く、3年は受験に専念するためらしい。


「修学旅行は北海道か…
樹、文化祭と体育祭の予算は?」

しばらく文化祭と体育祭の話になった。





コンコン

「はい?」

戸をたたく音がして、佐原が開けに向かった。外には恥ずかしそうに女子生徒が2人たっている。

「わぁ!あっ!あの…あたしたち生徒会執行部に入部したいんですけど…」

顔を赤らめながら言う。

生徒会にね…今は人数足りてるけど…俺の後任を育てるか?

「今日は見学でいい?」

そう2人に言うとはいと返事をした。




そろそろ…

「マナと佐原は部室の調査に行ってくれないか?」

「いいよ。」

部室の調査とは部室をきちんと清潔に使っているか、危険物を置いてないかを調べること。

男子も女子も魅了する佐原を連れていれば何とか済むだろ?

「見学の子たちを連れて行っていい?」

マナが出ていく時に尋ねてきた。

「いいよ。」

マナと佐原、それから見学者の2人を連れて行った。





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