キミの隣は特別席


あたし達が作ったのを冷蔵庫に入れて、雪音ちゃんの部屋に戻った。

「本当にありがとう!絢ちゃんとマナちゃんがいてくれたから初めてバレンタインに手作りチョコが渡せる!!」

ホント嬉しそう雪音ちゃん!



お風呂に入って、3人でおしゃべりをして、夜中1時に寝た。








翌日、学校まで雪音ちゃんちの車に乗せてもらった。


あっ!優一だ

丁度正門をくぐる優一と出くわした。

「優一!!」

あたしの代わりに雪音ちゃんが叫んだ。

「おはよう」

何か怒ってない?

優一の腕の中には数個の可愛らしい箱…

もう誰かにもらったんだ…チョコレート

そのチョコの箱を見て、腹が立ってきた

あたし嫉妬してる…


優一の下駄箱にもいくつかラッピングをされた箱や袋が入っている

一応優一にはあたしと言う彼女(仮)がいるんですけど!!
悲しくなってきた…でも、ヘコんでる場合じゃあないか…










いつチョコ渡そうか?
帰りがいいかな?


そんなことを考えながら授業を受けていた。





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