キミの隣は特別席


「1月2日、優一の誕生日だよ!」

そうなんだ…知らなかった

「もしかして、知らなかったの!?」

そこまで驚かなくても…

仕方なく素直に頷いた。

「そっか…だったら、バレンタインが勝負の日ね!」

勝負の日?
あたしが、優一にチョコ上げる前提で話してない?

「あたし優一にチョコ上げるつもりないよ」

「なんで?!」

なんでって…

「そりゃ…」


丁度チャイムが鳴ってしまったので、話はそこまでになった。






「マナちゃん!今日マナちゃんの家に泊まっていい?」

絢に尋ねられた。

急になんだろ?

「いいと思うけど」

「マナちゃんに話したいことがあるから」


話?
ますます分からない…






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