キミの隣は特別席


数日間、学校を休んだ。
その間優一と絢が来てくれた。

こんなことしてくれたら、優一のこと諦められないよ…でも、諦めないと…



優一が来るだろう時間になる前に家を出たけど…

「おはよう、もう体大丈夫か?」

なんでいるの?早くない!?

「うん…」

気まずいと思っているのはあたしだけ?!


何も話さずに絢の家まで行った。

「おはよう!マナちゃん元気になったんだ!!」

絢は前と変わらない







お昼休み

「マナちゃん!絢ちゃん!来月の13日空いてる?」

雪音ちゃんがニコニコしながら尋ねてきた。

まぁ…空いてるけど

「空いてるよ、何かあるの?」

「耳貸して」

絢とあたしは雪音ちゃんに近づいた。

「実はね、手作りチョコを樹に渡したいの!だから、教えて!」

雪音ちゃんはホント女の子らしい…

「あたしはいいけど、絢は?」

「いいよ、あたしも丁度作ろうかと思ってたし!」

今年もチョコレートケーキ作る気かな、絢は



「そう言えば、マナちゃんは優一の誕生日に何かしたの?」

優一の誕生日?

お正月の時、優一と一緒にいた人が母親だと絢から教えてもらった。






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