「何、佐原?」

「あたし、マナちゃんには幸せな恋をして欲しいの…春沢くんならそれを任せられる気がする」

俺になら?

「あたしはもう少し経たないと動けないから…春沢くんとマナはいつでもタイミングがあるから羨ましいよ!」

タイミングか…佐原の場合はタイミングを今作れないか…
そう考えると俺は恵まれているな


「コンビニよっていい?」

佐原がコンビニを指した。

「いいよ」

コンビニでマナが好きだと言うゼリーとアイスを買い、家に向かった。




「マナちゃんに渡したいものある?」

マナに…

「ちょっと待って」

カバンからノートとペンをだした。

「手紙?」

「うんまぁ…そんな感じ」

書けたらそのページだけ破って、さっき買った物の袋に入れた。






「あら、絢ちゃんに優一くん!」

マナの母親が出てきた。

「これマナちゃんに渡してください」

佐原が母親に袋を渡した。

「わざわざありがとう」





あの手紙読んでくれるかな?




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