俺の後ろから雪音と樹が現れた。
こいつら絶対見てたな‥
雪音が佳苗に歩み寄った。
「優一の彼女ね…あなたの言葉を聞いて泣いてたのよ」
はっ!?マナ…泣いたのか?
「パーティーの時、トイレであなたとあなたの友人の会話を偶然にね。」
雪音がこっちを振り向いた。
「優一、どうする?一発叩いとく?」
と言った。
はぁ!?
「叩いたら問題起こされそう…」
「気の小さい男ね!」
雪音がそう言うと
バシッ
雪音が平手打ちをした…
「あたしの友人を傷つけた罰よ…
彼女はね、これよりも最も痛い傷をつけられたの。あなたに分かる?」
言い聞かせているように話す雪音。
佳苗って言う女の頬が赤くなっている。
「雪音!その辺にしときなよ!!」
樹が無理矢理割り込んで話しは終わった。
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