キミの隣は特別席


「まだ、焼けてないわよ、樹」

と雪音が注意した。


和気あいあいと食べている。


「夜になると涼しいね?」

とマナ。

「そうだな…」

「優一、オレンジジュースとって?」

ペットボトルのオレンジジュースをマナに渡した。

「俺にも」

マナのコップの近くに自分のも置いた。

「自分でしなさいよ!」

「ついでいいだろ?」

マナは睨んできたけど、きちんとついでくれた。






「こいう夜は花火したいね!」

佐原がキッチンでお皿洗いをしている時に言った。

「いいかも!樹買いに行こうよ」

「今日は止めよう?最終日にね?」

雪音がねだったのに珍しく、樹が止めた。

「わかったぁ…」

シュンッと雪音が悲しげになったから樹が慌てだした。




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