キミの隣は特別席


「樹!起きなさいよ!」
雪音ちゃんが松堂の耳を引っ張った。

「いってぇー!!何するんだよ!!」

耳を押さえながら言った。

痛そう…






「今から行く場所にまで三時間ほどかかるから」

と優一が説明した。

「ちょうどお昼ごろに着くね?」

と私が言った。

「あたしね…」

絢はごそごそと大きめなバックから大きな二段弁当箱を出した。

「弁当作ってきたんだ。マナちゃんと」

そうだ、一昨日作ろうって約束したね…まぁ、作ってきたけど…

「ご飯は自分たちでするって言ってたでしょ?」

と優一たちに聞いた。

「言ったような気がする。ありがとな」

と優一。

「ありがとー!マナちゃん!絢ちゃん!」

雪音ちゃんはとても嬉しそうだった。


松堂はというと…


また寝てるし…






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