「そんなわけないか…」
兄貴が呟いた。
「…絢…」
「大丈夫だよ。」
マナと佐原がこそこそ話した。
「星川紗絢ってあたしたちが小さい頃に亡くなった女優さんだよね?」
と雪音が兄貴に尋ねた。兄貴は頷いた。
あっ、兄貴が好きな女優さんだったけ?
「星川紗絢はあたしの亡くなった母です。」
「「えっぇぇ!?」」
兄貴と雪音が叫んだ。
佐原の母親がね…
「あ、絢!」
「マナちゃん、隠すことでもないと思うの…」
「それは…そうだけど…」
「本当に?!」
驚いた兄貴が佐原に確認するかのように聞いた。
「はい、あたしは紗絢の一人娘です。」
.


