キミの隣は特別席


「もしかして…総太郎さんが働いてるホテルの…」

「はい。春沢の二男です。」

営業スマイルで答えた。

「もしかして、マナと?」

「はい。お付き合いします。」

マナが隣で小さくため息をついた。

「旅行は俺の友人と佐原さんもいますから、安心してください。」

「マナと絢ちゃんをよろしくお願いしますね。」

納得してくれたみたいだった。

「マナ!失礼のないように!後旅行に男の子がいることはお父さんに黙っといて上げるからね」

満面の笑みを浮かべてマナの母親が言った。マナはうんとしか言わなかった。




その時

「マナちゃん!春沢くん!おはよー!」

黒色のワゴン車から佐原が出てきた。運転席からは佐原先生が降りてきた。

「「おばさん、おはようございます。」」

佐原と先生はマナの母親に丁寧に挨拶した。



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