私が少し身の危険を感じ始めた時、奏がスッと立ち上がった 「……おまえは…?」 「純血のヴァンパイア。蒼牙奏です」 堂々とした態度で茨鬼流史に話しかけてる奏 ……やばい………ちょっとカッコいいかも…… って、違う違う!! 今はそんなことより、この場をなんとかしないといけない!! ……とりあえず、奏の出方を見てからこっちも行動に移そうかな? 私は奏の言葉を待った 「流史様。この騒ぎの発端は、ここにいる藍裂煉というヴァンパイアが私に血を要求して来たのです」 「……ふ~ん………で?」