疑問に思いながら奏を見ていると、その視線に気がついたのか奏はこっちを見た






「なんだよ。人のことジロジロ見て」


「あっ……いや………奏ってマジでカッコいいな~……なんて思って………」






私は奏の視線から逃げるように前を見て言った







「……お前にそう言われても皮肉にしか聞こえねぇよ」









頭をグシャグシャしてくる奏







それがなぜか心地よくて、しばらくそうしてたけど、頭が鳥の巣になっていくのが分かった







「……おい。いい加減」

「キャー!!亜矢子ぉ!!」







私が奏に止めてもらうように言う前に門の所から悲鳴が聞こえた









「!?なんだ!?って披露!!」