一応この学園では夜中に寮から出るのは禁止されているが、まぁいいだろ




オレは一番大きな窓を開けた









……こんな夜中に歩いている人間なんかいないだろう






よし








オレは窓から飛び降りた







もちろん、ヴァンパイアであるオレはたとえ飛行機から落ちても大丈夫だ






だからこれくらいの高さなら全然平気だ







着地したオレは一応周りを確認した








「……誰もいないな」








ぐっと軽く伸びをしてオレは歩きだした









月が綺麗だ……なんて思いながら適当にそこらへんを歩いていると









パンバァン!