「嫌って言ったら今すぐここで襲うから」
「……!?」
「本気だよ」
そう言ってわたしの頬に手を当てる。
少し冷たいその手にドクンと心臓が跳ねた。
そして、全身を流れる血液が沸騰したように熱くなっていくのがわかる。
「わ、わかりましたから……!」
「あと敬語もやめて。俺ら同い年だし」
ここは素直に従っておくのがいい。
また変に否定して機嫌を損ねられたりでもしたら大変だ。
わたしは彼の言葉に返事をするようにコクコクと上下に首を動かした。
「ん」
満足したようにそう言い、わたしの頬に添えている親指をすりっと動かす。
たったそれだけのことなのに頭がおかしくなりそうなくらいドキドキしてる。



