夜が明けてカーテンから光が差し込んでくる。
今日はあんまり眠れなかった。
喉乾いたな……
行きたくないけど、あの部屋行かないとな

ガチャ
「おはよう、凛華。今日は早いんだな」
「はい、目が覚めちゃって」
「そうか、じゃあ俺はもう出かけるから。今日もきちんと“門限”守るんだよ」
「はい、お父さん。」

そう言ってお父さんが消えていった……

水、飲むか……


〜学校〜
学校は相変わらず賑やかでみんなが楽しそうに笑っている。
今日は確か転校生が来るんだったよな、教室、行くか。

ガラガラ

「「「…………」」」
私が教室のドアを開けるとうるさかった教室が急に静かになってみんなっこっちを見てくる。
その後みんなしてこっちを見ながら何かを言い合っている。
たかが教室に来ただけでこれかよ、ダル
席どこだ?
周りをキョロキョロしてみても誰も教えてはくれない。まぁそれもそうか

「あ!凛華!おはよう!!!今日は教室きたんだね」
「咲良、おはよう。最初くらいは教室来ようと思ってな」
咲良は周りが私を避けたり距離を起き続けていても当たり前のように私にこうやって笑顔で話しかけてくれる。
「そうなんだ!てかさっきからキョロキョロしてどうしたの?」
「いや、あの……咲良、私の席どこか知ってたりする?」
「あ、席ね!昨日いなかったもんね。凛華の席は廊下側の一番後ろだよ!ち・な・み・に!私の隣の席ね」
「咲良と隣……楽しくなりそうだな。ありがとう」
「うん!改めて、またこれからよろしくね!」
「あぁよろしく。」