スカイブルーPeace

「そして昨日、日向と深月がゲームをやめたといって、今は俺がどれくらいで落とせるかでゲームしてるって。
でも俺が小学校の頃から凜華を本気で好きだったって知ってる琥太郎は浩暉もいやだったらやめていいよ、そう言ってくれたんだ。
だから俺はやめる、そういった。でもゲームに参加してたのは本当だ。本当にごめん。でも今までの行動をするときにゲームのことを考えた事なんてなかった。全部やりたくてやったことだ。俺は本気でお前を愛してる。」
そうだったんだ…………
「ごめんなさい、私も勝手に勘違いして…………」
「いや、今回は全部俺が悪い。あの時にきちんとゲームの参加を断るべきだった。ほんとにごめん。
もしよかったらだけど、こんな最低な俺だけど付き合ってくれませんか?」
そういって喜多村は私と目を合わせた。すると私の瞳から涙がどんどんこぼれていく。
つらい涙じゃない、嬉しいんだ。喜多村の子の瞳には嘘がなかったから。
「はい、よろしくおねがいします」
そして私たちは抱き合った。

ガチャ

「凜華、おめでとう」
「さ、咲良!ありがとう」
抱き合ってる時に咲良が入ってきて祝ってくれたので少し照れたけど、お礼を言った。
「咲良、本当にありがとう。咲良がいてくれてよかった!大好きだよ!」
「凜華…………こちらこそだよ、これからももっと私を頼ってね!凜華を傷つける奴はこ・う・き・で・も!許さないから★」
「咲良、ありがとう」



それから私は喜多村の家に戻った。
海渚さんも晴人さんも夢花さんもみんな泣いて「おかえり」と言ってくれて「ただいま」私も泣きながらそう返した。
そのあと私と喜多村……いや、こうくんと付き合うことになったことを言うとみんな笑って祝ってくれた。
私はこれからもこの暖かい人たちと一緒につらいことも乗り越えていきたい。
こうくん、咲良、大切な人たちを信用して。