Side:浩暉
今日は珍しく咲良も凜華も休みだ。
男子たちは少し落ち込んでいる。
お昼休みが始まったころ、母さんから電話がかかってきた
「もしもし」
『浩暉!今すぐ帰ってきて!凜華ちゃんが家を出て行っちゃた……!』
電話に出てすぐに言われた母さんの言葉に目の前が一瞬真っ暗になった。
凜華がいなくなった?なんでだよ
「わかった。すぐにいく」
俺はそう言ってすぐに母さんの電話を切ると司蔵のところに行って早退すると伝えた。
それから俺は走って家に向かって、ついてすぐに凜華の部屋を開けた。
中には姉貴と父さんと母さんがいた。
「何があったんだよ」
何で凜華はいきなり消えたんだよ……
思い返してみれば昨日から少し様子がおかしかったかもしれない
「浩暉、これ。凜華ちゃんが書いていったっぽい」
姉貴に渡されたものを見るとそこには喜多村へと書いてあった。
「これ私たち全員分あるのよ」
俺は震える手で急いで手紙を開いて読んだ
『喜多村へ。
喜多村、私をこの家に住ませてくれてありがとう、私を助けてくれてありがとう。
おかげで私はまたいろんなことを感じるようになったし笑うことも増えた。
ご飯のおいしさも思いだしました。
全部喜多村と喜多村の家族のおかげです。感謝してもしきれません。
でも私はあの家に戻ろうと思います。
この家にあんまりいると迷惑になるだけだと思うから。
私聞いちゃったんだ。喜多村がクラスの男子と私の話をしてるの。
ごめんね、嘘だとしても私に愛を教えてくれて、与えてくれてありがとう。
私は喜多村といるのがすごく好きでした。喜多村を愛していました。
でもきっと私はこの家にいるべきじゃないから。
ここにいたらみんなまた不幸になっちゃう。
だからここを出ます。
荷物はいくつか入りきらなくておいてあります。処分してもらって構いません。
少しの間だけどお世話になりました。
助けてくれてありがとう。 凜華』
そう書かれていた。
聞かれてたんだ。
俺のせい……さがさないと、凜華があの家に戻る前に!
今どこにいるんだ?
…………そういえば今日咲良も休んでたよな…………もしかして!
そう思って俺が咲良に連絡をすると俺が言いたいことをわかってるらしく[凜華なら家にいるよ、凜華探してるんでしょ?だったら浩暉一人で家にきて]と送られていた。
「俺、凜華をさがしにいってくる!」
咲良からのメッセージを見て急いで俺は咲良の家に走っていった。
今日は珍しく咲良も凜華も休みだ。
男子たちは少し落ち込んでいる。
お昼休みが始まったころ、母さんから電話がかかってきた
「もしもし」
『浩暉!今すぐ帰ってきて!凜華ちゃんが家を出て行っちゃた……!』
電話に出てすぐに言われた母さんの言葉に目の前が一瞬真っ暗になった。
凜華がいなくなった?なんでだよ
「わかった。すぐにいく」
俺はそう言ってすぐに母さんの電話を切ると司蔵のところに行って早退すると伝えた。
それから俺は走って家に向かって、ついてすぐに凜華の部屋を開けた。
中には姉貴と父さんと母さんがいた。
「何があったんだよ」
何で凜華はいきなり消えたんだよ……
思い返してみれば昨日から少し様子がおかしかったかもしれない
「浩暉、これ。凜華ちゃんが書いていったっぽい」
姉貴に渡されたものを見るとそこには喜多村へと書いてあった。
「これ私たち全員分あるのよ」
俺は震える手で急いで手紙を開いて読んだ
『喜多村へ。
喜多村、私をこの家に住ませてくれてありがとう、私を助けてくれてありがとう。
おかげで私はまたいろんなことを感じるようになったし笑うことも増えた。
ご飯のおいしさも思いだしました。
全部喜多村と喜多村の家族のおかげです。感謝してもしきれません。
でも私はあの家に戻ろうと思います。
この家にあんまりいると迷惑になるだけだと思うから。
私聞いちゃったんだ。喜多村がクラスの男子と私の話をしてるの。
ごめんね、嘘だとしても私に愛を教えてくれて、与えてくれてありがとう。
私は喜多村といるのがすごく好きでした。喜多村を愛していました。
でもきっと私はこの家にいるべきじゃないから。
ここにいたらみんなまた不幸になっちゃう。
だからここを出ます。
荷物はいくつか入りきらなくておいてあります。処分してもらって構いません。
少しの間だけどお世話になりました。
助けてくれてありがとう。 凜華』
そう書かれていた。
聞かれてたんだ。
俺のせい……さがさないと、凜華があの家に戻る前に!
今どこにいるんだ?
…………そういえば今日咲良も休んでたよな…………もしかして!
そう思って俺が咲良に連絡をすると俺が言いたいことをわかってるらしく[凜華なら家にいるよ、凜華探してるんでしょ?だったら浩暉一人で家にきて]と送られていた。
「俺、凜華をさがしにいってくる!」
咲良からのメッセージを見て急いで俺は咲良の家に走っていった。
