「そう、責任。 俺、このままじゃ、勉強に身が入らないよ。毎日、先生のことばかり考えててさ。このままじゃ、高校受験も失敗かもね」 「そんな……。箕輪くんの頑張りは先生、よく知ってるよ。人一倍頑張ってるからこそ、1点でも多く得点アップにつながるように個別指導してきたんだよ」 「先生は片思いの気持ち、わかる? 相手に自分の気持ちが伝わらないもどかしさ、わかる? ここが痛くて張り裂けそうになるんだ」 箕輪くんは胸に拳を当てた。 その顔が苦しそうに歪んだ。