未完の恋だから忘れられない!
恋愛(ピュア)
完
0
渡海大三郎/著
- 作品番号
- 1728758
- 最終更新
- 2024/08/15
- 総文字数
- 0
- ページ数
- 0ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 28
- いいね数
- 0
彼女とは一度も喫茶店に行ったことがないのに、なぜか私は口ずさむ。
『学生街の喫茶店』。
1972年にリリースされた名曲だ。
『学生街の喫茶店』の歌詞とは違って、あの時は恋だと気づいていながら言葉に出せないまま、ついに別れの時がやってきてしまうのか?
『学生街の喫茶店』。
1972年にリリースされた名曲だ。
『学生街の喫茶店』の歌詞とは違って、あの時は恋だと気づいていながら言葉に出せないまま、ついに別れの時がやってきてしまうのか?
- あらすじ
- 未完成であるがゆえに、心に残り続ける。
未完の恋こそ、永遠の恋なのかもしれない。
彼女を抱きしめたい衝動がつま先から頭のてっぺんまで突き抜けていく。
だが、身体は台座に固定されたブロンズ像のように動かなかった。
タクシーに乗り込む寸前、彼女は頭の上で右手を振った。
窓ガラスに白い顔を押しつけるように私を見ている。
今からでも遅くない。
大声で叫べば彼女の耳に届くかもしれない。
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