2034/10/22/日
4冠レース3戦目
H1竜杯
同日にハミル牧場の生産馬
ウマハナがデビューした
「ヨウコ!圧勝だ!」
「すっごーい。ウマハナ!」
ハミル牧場の事務所は歓喜に湧いていた
「ウマハナが。ミソラの命と引き替えに生まれたバカ」
「ユタタが絶対に走らないなんて言って、バカと名付けたのよね」
「だってミソラは死んじまったんだぞ。馬花。バカ」
「ウマハナよ。ミソラも天国で喜んでいるわ」
「さあ、ハミヤだ」
牧場主ユタタが立ち上がる
尻が上がったソファ部は割れていて綿が見えていた
「H1虎杯5着、H1熊杯4着。世代トップレベルの実力はある」
ヨウコは腰かけたまま、目が漲っている
「まだ条件馬だぞ。500万下条件の身でよくここまで。4冠の3戦目。今の所、皆勤賞だ」
「うまいこと優先出走権だけ取ってきたから」
「うん」
下に視線を落とすユタタと真っ直ぐテレビを見つめるヨウコ
「しかも、今回はあのジョッキーが乗ってくれる」
2026年
第87回GⅠ菊花賞
ゴーイントゥスカイが武豊騎手を背に菊花賞を制した
スーパークリーク、ダンスインザダーク、エアシャカール、ディープインパクト、ワールドプレミア
菊花賞6勝目
2026年菊花賞一番人気はロブチェンで、皐月賞、ダービーを制していて、3冠がかかっていた
父馬はワールドプレミア
「武豊さんで菊花賞といえば、メジロマックイーンですよね、先生」
「タケル何を言っている。お前厩務員だろ」
「いや、先生。メジロマックイーンと武豊といえば名コンビで」
「イメージだけでモノを言ってはイカンぞ。ちゃんと調べて。いくつだっけ。タケル」
「29ですけど。メジロマックイーンの菊花賞は1990年だから。3歳だったのかな。でも、確かYouTubeで見ましたし」
「内田浩一さんだ」
「内田浩一ジョッキー?」
「そうだ。菊花賞のあと、武豊ジョッキーに乗り替わったんだ。菊花賞は内田浩一ジョッキーで制している。メジロマックイーン。内田ジョッキーもその時3年目のジョッキーだったんだ」
「3年目。凄いですね。その若さで。21歳か22歳くらいですよね。ああ」
「2年目の19歳で勝ったジョッキーもいる」
ああ、スーパークリーク
競馬の顔
「おい!ヨウコ。ハミヤが走るぞ!」
「ユタタ!ちょっと待って!」
「競馬は待ってくれんぞ!」
「なんでH1の前ってトイレ行きたくなるのかしら」
いざ




