「ハミヤは年末のH1不死鳥杯を目指す。賞金足らず除外になるかもしれないが、出走するつもりで調整していくぞ」
新馬勝ちの後、H3パンジーレース、H3シクラメンステイクス、4着続きだった。
調教師Hは除外の可能性を鑑みながら年末の3歳最強馬決定レースに照準を定めていた
ハミヤ右目をパチクリしながら
「うーん」
ハミヤの馬房から右へスライドして
「スミレも年末の条件レースに出走するぞ。1000万下だ」
「はい、この前は負けてごめんなさい」
スミレは前走2着に負けた
勝つ気合いで意気揚々とレースへと向かったが案外な結果で消沈していた
「まだ、私、1000万下だもの」
「スミレ。条件レースとは言っても特別レースなんだ。1000万下条件のレースの中にも格がある。」
「そうなの?じゃあ勝ったらえらい」
「えらいさ」
年末の1000万下条件特別レース・ルースソックス記念に出走登録を済ましてあった
鼻づらを撫でて、また、左
H1不死鳥杯
有力馬の状況を淡々と話して、ハミヤの脳に刷り込む
ゴリラ、ティラノサウルス、マユミ、パンダ
「アルゼンチノサウルスが出走してくる。馬体重560Kgの大型馬だ」
「ふーん」
「先生できました!」
ハミヤがそっけなく返事をしていると、タケルが発声よく声を飛ばした
「ハミヤとスミレもご飯だぞ!」
「ヒヒーン」
「H厩舎特製」

馬人馬人

大根レモンだぞ

うまうま



