『お昼休みに入った?

あたしね、午後から休講になっちゃってヒマしてるの(>_<)』


それだけ打って送信ボタンを押した。

かたわらにあるブラックコーヒーを仕方なくすする。


「にが・・・」


同じセリフを吐いてカップを戻す。

ぐるりとロビーを見渡してみる。

おしゃべりと食事に忙しい女の子たちを眺めながら、またブラックコーヒーをすする。

ゴク・・・ンと喉の奥に苦い液体を流し込む。

携帯を開く。・・・閉じる。

返事が来るまで、なんだか落ち着かない。