「あ、あたしも行くわ」

「俺も行くよ。本人に買い出しに行かせるっていうのもなんだろ」

「いいのいいの」

「でも、一人じゃ荷物重いわよ? あたしも行くよ」

「んー、じゃあ、少ししたら来てください。そこのコンビニに行ってますから」

「え?」

「仲直りの時間、欲しいでしょ?」


そういうとミクちゃんはイタズラっぽくウインクした。


「おいおい、ミク」


顔を赤くする宏人。あたしまで赤くなる。


「お兄ちゃんも由希さんも子供みたい(笑)じゃ、行ってますね」


ぴょんと一跳ねすると、ひらりと玄関へ向い、外へ出ていってしまった。