「・・・うん。好き」

「んきゃー!こっちが照れるからっ」


バンバンっと机をたたきながら、加奈が顔を赤らめる。

つられてあたしも赤くなる。


「加奈だって、好きな人ができればこんな感じになるんだから」

「んー、そうかもねー」

「加奈にも早くそういう人現れればいいのにね」


いつものようにニコニコと元気に首を縦に振る。


加奈の可愛い頬に浮かぶえくぼを見ながら、幸せを噛み締めてるあたしがいた。