しばらくすると雄都の唇が微かに動いた。 そこから聞こえるのは蚊のような小さな声だった。 「…………スした。」 「何した?」 「……俺は…聡美さんと…………キス…した………」 「はぁ!?」 そこから始まった討論は、日付が替わっても続いた。